備忘録バー「うさぎ」

ニッチなものしか食べないうさぎの備忘録

鉄道総研「新幹線高速試験車両特別公開」

今年10月13日に催された鉄道総研の「新幹線高速試験車両特別公開」の写真です

 

またある程度まとめて残りは雑文です

 

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STAR21

 

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ロゴ

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運転台

 

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カンスト前提な速度メーター

 

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WIN 350

 

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ロゴ

 

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 JRwest

 

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何かの……機器類

 

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運転台

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300X

 

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ロゴ

 

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ガッチガチな扉のロック

 

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運転台

 

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500キロまで表示できる速度メーター ロマンの塊

 

 

10月13日、米原にある鉄道総研風洞技術センターに行ってきました

90年代にJR東日本、東海、西日本の各社が開発した高速試験車両が展示されていて、年に1度、鉄道の日に合わせた休日にイベントとして公開されるみたいです

 

前にチラッと書きましたが、最近その高速試験車両、平たくいうとプロトタイプ新幹線とでもいうべき存在にハマっていて、前から気になっていたのです

 

ほら、男の子ってガンダムとかそういうのにハマると“試作型”とか“プロトタイプ”みたいなフレーズにめっぽう弱くなっちゃうじゃないですか

 

で、特にその3車種の中の2車種(STAR21・300X)は時速400キロ代のスピード記録保持者で、その記録は現在量産されている新幹線でも未だ破られていないっていう、言ってみればGP01Fbとかトールギスみたいなやつなんですよね

(この3車種も90年代製、0083とかWの時代だね!)

現行の量産機を凌駕する四半世紀前の試作機……超かっこいいじゃないすかぁ

今までなぜこの魅力に気づかなかったんだ

 

この3両、敷地の外から見ることもできるっちゃできるんですが、せっかく年に1度の公開日だし、車内や運転台まで見せてもらえるらしいので、こりゃ行くっきゃねぇ!!

 

 

……が、これもこないだのゲッターの記事でもチラッと書きましたが、この時期は件の19号台風が来るか来ないかで世間がてんやわんやしていた頃で

でも13日に往復のこだまの切符は取っちゃったし、もし米原についてから中止がわかるのも嫌なので、既ににわかに風が強まりつつあった11日に主催の方に電話で問い合わせててみたりして、すると

「今のところ予定どおり開催の見込みですね〜」という意外とあっさりしたお返事をもらって、そ、そうなのか……という気持ちになったり

そしてJR東海も、台風による運休・遅延の払い戻しに対応します的なお知らせを出したので、じゃ新幹線が動いてたら行く、止まってたら行かないでいいや!という気持ちで13日の朝を迎えました

 

新幹線の運行情報を調べる

「始発列車からおおむね時刻通りに発車しています。通常より速度を落として運転するため遅れが発生します」

や、やるな……

 

まさか動くとは思っていなかったので、ちょっとわたわたしながら出かけました

乗る予定のこだまは7~8分遅れて出発でした

 

ゆうてこだまだし、ひかりのぞみの通過待ちでどんどん割を食って遅れるんだろうな……と、ぐっちゃぐちゃになった多摩川と武蔵小杉を見てうわぉとなりつつそんなことを考えてうとうとしていたら、豊橋

 

時間を見たら、乗った時の遅延は見事に取り返されていた

や、やるな……

 

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台風一過で、不気味なほど蒼く晴れ渡った三河の空

ここまで雲がないと逆に怖いな……と思った

 

いろいろあったがこうして米原に時刻通り到着、すばらしい

新幹線とか電車で通過しながら見るとすぐ近くな感じだが、意外と歩かされる

 

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ありました

 

運転台を見せてもらおうということで並びましたが、見学はお1人さま1分限りだそうで、撮るときはけっこうあたふたさせられました

撮るばかりであんまり弄れなかったけど、ブレーキもマスコンもその他機器類周りもガッツリロックがかかっていたわけではなく、自由にガチャガチャ動かせました

 

僕は14段まであるマスコンとか500キロまである速度メーターとかにウッヒョウッヒョ言って写真撮ってただけなんで……

 

運転台を見回すと、モニターが分厚いブラウン管なところに時代を感じたりとか、会社は違えどWIN350とSTAR21のブレーキハンドルの形がまだ国鉄のそれだったり、いろいろ感じるものがありました

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(300X だけは95年製で300系のレイアウト踏襲なのでブレーキの形が違う)

 

この3車種、何がいいかって、コンセプトがとても良い意味でぼんやりしてるところだと思うんですよね(WIN350はけっこう明確だけど)

 

特に「300系の次に来るものとしての大きな意味を持った車両」(300X)や

「21世紀の素晴らしい電車」(Superior Train for Advanced Railway toward the 21st century→ STAR21)の

400キロ代記録保持者に顕著な感じがするんですけど、このちょっと捉えどころのないコンセプトが、むしろ全てを手に入れてやる的な精神の現れに見えるなぁと

 

どこまでやれるのかただそれだけを俺は知りたいみたいなある種の力試しというか、分割されたばかりの新会社JRの自分探しというか、そういうものに90年代特有の来たるべき21世紀への無条件な希望のようなものも合わさって感じられて

こう……とてもノスタルジックな気持ちになるんですよねぇ……

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彼らの記録を破るものはいつ現れるんだろう……

 

 

そう考えながら米原の駅に戻ると(嘘ですほとんど帰ってから考えました)

 

北陸本線しらさぎからひかりに乗り換える人の尋常じゃない量にびっくり

車庫で洪水にどっぷり浸かった北陸新幹線のニュースを知ったのはこの後のことでした

 

おしまい